どんなに好きな仕事でも
- 内山典子
- 2月2日
- 読了時間: 3分
とっても久しぶりに、記事をアップしてみたいと思います。
「好きな仕事で楽しく稼ぎたい」という話を聞くことがある。
わたしも、そう思ってたし、今でもそう思う。
大学生の娘も、そんなことを口にする。
そういう意味では、
子どもの頃から大好きだった
本を作る仕事をやっているし、
仕事を心底楽しい!と思うこともたくさんある。
でも、一方で、わたしのおじさんが
むかーし、こんなこと言ってたな
とも思い出す。
「仕事はどんなにいい仕事でも
やっぱり、やなもんだよ。
仕事だからな」
って。
思うに、
心理学で言うと(ただの素人知識だけど)
仕事とは、男性性をたくさん使う側面が
多いのだと思う。
目標を立てる、達成する、実行する、
外からの要求に応える、
求められる役割をこなす。
もちろん、仕事の種類によって
程度の差はあるし
同時に、女性性も発揮しながら
両輪で動くのだけど
仕事では男性性が必須。
わたしも、本の内容を考える時は
どんなのがいいかな?
ワクワクする!じゃあ、こうする?
という感じで、女性性をいっぱい使う。
だけど、趣味だったら
想いのままに作ればいいけれど
仕事は、必ず受け取り手がいて
価値を外から判断されるものだから
想いのままというわけにはいかない。
うまくいかない、と思っても
途中でくしゃ!っとやめられないし
関わるたくさんの人々の
意図や願いも組み込んで形にしていく。
だから、ある種の緊張や葛藤、
プレッシャーは常につきもの。
当たり前のことを、書いているようだけど
なんで今あらためてこう思ったかと言うと
世の中、テレワークが進んで
仕事のオンとオフの境目が
曖昧になってきたと感じてる。
休みの日だけど、仕事を進めよう~とか
仕事の日だけど、ここだけは
少し抜けよう、とか
柔軟にできるようになってきた。
でも、楽しい仕事でも
けっこう、男性性使ってまっせ~
というのを、自分で意識しておくことは
大事だと思って。
追いかけて達成して評価されるのって
中毒性があるから、没頭しがちだけど
意識して女性性の時間を
量・質ともに確保すること。
その時その時の思いつきで
天気がいいから、出かけよう~
わあ、気持ちいい~
あ、このお店、入ってみよう~
ワクワク!
ふう、
ちょっと疲れたから休もう~
ほおっ・・・
というような。
家にいるなら
まだ眠いから、また寝よう~
ん、お腹すいた
なんか食べよう~
あ、雨だー
出かけるのめんどくさーい
ドラマ見よっかな~
あ、テレビ汚れてる。
ちょっとふきふき・・
すっきりした!
というような。
効率悪いことはなはだしいけど😊
人間って、効率わるいものだよね、
と思って、こんなことを書きとめたくなったのでした!

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